地域連携専門委員会
地域連携クリティカルパスの目指すところ
第一:医療の質を保証すること
第二:医療機関の機能分化、役割分担を進
めること
第三:それを広く地域住民に明示すること
連携クリティカルパスの作成指針
- 診療ガイドラインに沿って作成する
- 医療機関の機能と役割分担を明記する
- 診断、治療、外来、緩和ケア、在宅、看取りまで
- 拠-病-診-看-在-薬‐連携を包含する
- 共同診療計画を各疾患の治療法ごとに作成する
- 連携の意志がある地域の全医療機関が使えるもの
- 連携を説明し同意を得る
- 緊急時対応の取り決めを明記する
- 紙のひな型を提示する。将来的には電子化を見据える
- 連携医療機関と定期的に協議する場を設ける
作成するものは4つ
- 医療機関の機能・役割分担表
- 共同診療計画表
- 私のカルテ
- 医療連携のポスター
共同診療計画表作成の方針
- 汎用性を意識したひな型を作成する。
オリジナリティを尊重しつつ、好先進例を生かす。
標準的治療、診療ガイドラインという観点からのチェック。
ひな型の形式を固定するのではなく、要件、項目を決定する。
- 作成するもの
オーバービューの共同診療計画表:医療者用、患者用
- 共同診療計画表に医療機関(と担当者)を記入する。
医療者用シート、患者用シート、自己チェックシート
- 専門的ながん診療を行う医療機関で押さえるポイントと間隔、
かかりつけ医等で押さえるポイントと間隔を示す。
- 精査、対応(紹介、移動)が必要と判断されるチェックポイント(タイミング)を示す。
- 多職種チーム活動の視点を入れる(薬剤管理(薬剤師の視点)、看護・療養管理(看護師の視点)等)。
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